ジュラシックものには、正直言って、余り興味がない。とは言え、正月の、持て余した時間に本作を偶然に観てしまった。St.スピルバーグ監督が撮った第一作目『ジュラシック・パーク』(1993年作)を観てからは、その後は観ていないので、第一作目から本作の制作年2018年との間には四半世紀の隔たりがある。若干様相が変わってはいたが、ジェフ・ゴールドブラム演じるテキサスの数学者イアン・マルコムが未だに見られて安心した。彼にも大分白髪が増えたものである。1993年当時は、画面中を役者といっしょに自然に動く恐竜の実在感に圧倒されたものであったが、遺伝子工学が人類にもたらすであろう恩恵と禍いという基本的セッティングは本作でも変わってはいないようである。果たして、ヒトのクローン化は赦されていいものであろうか。
ウィキペディアで調べてみると、「ジュラシックもの」は何と、もう七本も撮られているとのこと。『ジュラシック・パーク』の三部作(1993年、1997年、2001年)で完結したものと思いきや、2015年に『ジュラシック・ワールド』が再開されると、本作と2022年作品で、もう一度三部作が一回りし、25年には、少々お太り気味のスカーレット様が主演なさっておられる「リバース版」が飛び出している次第である。
調べて分かったことは、ジュラシック・ワールド三部作では、オーウェン役の主演男優Chris Prattクリス・プラットとクレール役のBryce Dallas Howardブライス=ダラス・ハワードが通しでやり通していることに好感が持てる。Chr.プラットは、男臭くなく、如何にもUSボーイの正義感を持ち、いざとなれば、腕っぷしも効くオーウェン役によくイメージが合っており、また、意志が強く、行動力があり、「古生物愛護運動」の先頭に立つクレールには、ブロンドがかった赤毛と大きな口のBr.ハワードは、適役である。ウィキペディアによると、Dallasという名前は、自分が「出来た」時の場所がダラスであったから、そして、Bryceという名前は、Bryce Canyonブライス・キャニオンという、赤色の岩石で有名な、ユタ州にある国立公園の名称から採ってあると言う。名は正に人を表すとは、このことであろう。
彼女をどこかで見た記憶があり、探してみると、『ターミネーターIV:救い』(2009年作)で、ジョン・コナー(Chr.ベール)の妻となるケイト・コナー役を彼女がやっていた。ケイト役は、女医師であるが、コナーの副官的存在であると、かいつまんで言えるとすると、この役も本作の役柄と似ている。Br.ハワードは、監督Ron Howardの娘であり、その血を引き継ぐのか、2013年以降、監督業にも手を出しており、短編を二本程試した後、2019年に『Dads』というドキュメンタリー映画を発表し、それ以降は、シリーズもののテレビ映画作品を時々撮っている。
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