シリーズ第四作
時:昭和初期
場所:浅草、上野
対立抗争:鳶職人をまとめる伝統的組と、工事利権を得ようとするヤクザ組織
高倉は伝統的組の者で、池辺は、対抗するヤクザ組織の代貸しである。映画後半、池辺は破門される。
ヒロイン:高倉に惚れる女で、池辺の妹:藤純子
時:昭和初期
場所:浅草、上野
対立抗争:鳶職人をまとめる伝統的組と、工事利権を得ようとするヤクザ組織
高倉は伝統的組の者で、池辺は、対抗するヤクザ組織の代貸しである。映画後半、池辺は破門される。
ヒロイン:高倉に惚れる女で、池辺の妹:藤純子
男同士と 誓ったからは
死んでくれよと 二つの笑顔 本作、ストーリーが少々変則で、善玉・悪玉の割り振りがはっきりし過ぎており、とりわけ、秀次郎の内面の葛藤が、秀次郎が完全に善玉側に立ってしまっていることで、薄い。風間は悪玉側だが、秀次郎とは元々幼馴染とあっては、男二人の義理の立場の対立の局面がこれまた薄くなっている。さらに、二人の女(芸者染次と、風間の妹文代)に慕われる秀次郎は、殆ど押しかけ女房的な文代(藤純子)とは、所帯持ちになる直前である。となれば、「さすらい」の秀次郎のイメージもこれまた薄い。そして、どもりの竹(津川雅彦)に伴われて、秀次郎と風間が殴り込みを掛けるとなると、秀次郎と風間の男同士の関係の緊密感がやはり薄らいでしまう。となると、復讐を終えた秀次郎と後を追ってきた文代の、「濡れ場」のラストに、何か物足りなさの感じを受けるのは筆者だけであろうか。
とは言え、本テーマソングの二番は、『昭和残侠伝』の本質を突いてあまりあるものがある:
男同士と 誓ったからは
死んでくれよと 二つの笑顔
喧嘩馴染みの お前(風間)と俺(秀次郎)さ
何も言うまい その先は
背中(せな)で吠えてる唐獅子牡丹
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